男女共同参画について

男女共同参画について - 第50回日本腎臓学会総会 SP-1-6

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学術総会企画

現場復帰研修プログラムの作成プラン


2007年 第50回日本腎臓学会総会特別企画
男女共同参画委員会設立シンポジウム

「男女で育む腎臓学会の未来像・女性腎臓専門医へのキャリア支援」を振り返って

 

SP-1-6「現場復帰研修プログラムの作成プラン」 

聖マリアンナ医科大学病院腎臓・高血圧内科 安田 隆
愛知医科大学腎臓・膠原病内科 今井裕一

 

男女共同参画委員会におけるゴールのひとつは「あらゆる生活の局面で、腎臓学の高い専門性を維持してキャリアを途絶えさせないシステムを構築する」である。このゴールの到達には現場復帰プロジェクトが必要となる。また、卒前・卒後教育委員会においても「キャリアデザインの変更を希望する医師に対しても腎臓医として活躍できるような教育プログラムを提供する」という一致したゴールがあり、現場復帰プロジェクトについては男女共同参画委員会と卒前・卒後研修委員会とが協力して検討していくこととなった。
 その第一段階として、現状の把握のため日本腎臓学会の教育関連の430施設に後期研修と現場復帰プログラムについてのアンケート調査を行った。アンケートでは後期研修プログラムでの女性医師への配慮の有無、現場復帰プログラムの有無、今後の作成計画の有無について尋ねた。431施設中234施設、55.5%から回答が得られた。
 その結果、後期研修プログラムで女性医師に配慮している施設は15%のみで、現場復帰プログラムはわずか4%の9施設しか有していなかった。この9施設中8施設では常勤以外の勤務形態も採用されていた。一方、現在現場復帰プログラムを有していない225施設中35%の79施設が今後の作成が必要であると回答した。
 以上より、現場への復帰を促進するためには、各施設で個別に復帰プログラムを作成するとともに、プログラムを動かすための基盤整備が必要であると思われた。また、腎臓学会としては、各人の生活に合わせた、週に2~3日程度のものからフルタイムまでステップアップする、そして専門医や指導医の維持にも役立てられる復帰プログラムのひな型の作成が必要と考えられた。

 

腎臓学後期研修および 現場復帰プログラムの調査のまとめ
  後期研修プログラムでの女性医師への配慮事項 腎臓学専攻への現場復帰プログラム 復帰プログラムあり 復帰プログラムなし
常勤以外の勤務形態 現場復帰プログラム作成計画
解答数 234(%) 234(%) 9(%) 225(%)
あり 34(14.5) 9(3.8) 8(88.9) 79(35.1)
なし 200(85.5) 225(96.2) 1(11.1) 146(64.9)

復帰プログラムを有する9施設

田附興風会 北野病院
田川市立病院
新潟大学大学院 大学院内部環境医学講座
湘南鎌倉総合病院
浜松医科大学 第一内科
埼玉医科大学 腎臓内科
和歌山県立医科大学 小児科
松下記念病院 腎不全科
島根大学医学部 呼吸器・腎臓内科

 

腎臓医として現場への復帰を促進するために
  • 各施設での個別対応
    • 復帰プログラムの作成など
    • 基盤整備
  • 腎臓学会としての対応
    • 復帰プログラムの雛形作成
      (個々の医師の経験と希望にあわせた選択が可能なもの)
      • Step 1:週2-3日程度の外来業務
        (一般内科、腎臓内科、腹膜透析、血液透析、腎移植外来など)
      • Step 2:週4-5日程度の外来業務
      • Step 3:日勤帯もしくは夜勤帯での入院患者ケア
      • Step 4:通常勤務(フルタイム)
    • 標準化された学習方法、学習ツールの開発
    • 復帰のための講習会あるいはセミナーの企画
    • 復帰プログラム整備施設の紹介

 



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