小冊子

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検尿の考え方・進め方 - 腎疾患の早期発見と治療に向けて



腎疾患の早期発見と治療に向けて

この度、『一般臨床医のための検尿の考え方・進め方』が発刊され、プライマリケアを担当されている先生方に、「検尿の考え方・進め方」についての腎臓学会としての1つのスタンダードの考え方をお伝えすることができるようになりました。
 この冊子ができた経過をたどりますと、4年前に、腎臓学会の会員の医師から「国民がいつでもどこでも自分の手で検尿ができるシステム作り/かかりつけ医の蛋白尿患者受信時のマニュアル作り」の要請が腎臓学会にあり、この要請を受けて渉外・企画委員会が「検尿の勧め」啓発委員会の発足を企画したことに始まります。
 腎臓学会では、これまでにも『IgA腎症診療指針』(厚生労働省研究班と合同)、『腎疾患の生活指導・食事療法ガイドライン』、『腎機能(GFR)・尿蛋白測定ガイドライン』、『急速進行性腎炎症候群の診療指針』、などを公表してきました。さらに、現在、渉外・企画委員会のもと、腎生検検討委員会、腎病理標準化委員会、腎疾患患者の妊娠に関するガイドライン作成委員会、においてこれらの課題に関するガイドラインや指針をまとめる作業も進めています。
 腎臓学会では、腎疾患治療に携わる皆様方の要望に応えながら、腎疾患に対する総合的取り組みを進めていきたいと考えております。この冊子が皆様のお役に立つことを期待するとともに、この冊子が皆様と腎臓学会との間をつなぐ機会になれば幸いであると思います。

2003年10月
(社)日本腎臓学会 渉外・企画委員会 委員長
菱田 明