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腎臓病とは-おしっこ大事典11

悪いおしっこ3
糖がまじった
おしっこ
よいおしっこには、ブドウ糖がたくさんまじることはありません。ところが、糖尿病になって、血液中のブドウ糖の値(血糖値)が高くなると、腎臓の処理能力をこえるため、おしっこの中にブドウ糖がまじるようになります。これを「尿糖」と言い、糖尿病の危険信号です(糖尿病で言えば、血糖値160~180mg/dl以上)。
 また、血糖値が正常であっても、腎臓の機能が低下している場合には、尿糖が陽性になることがあります(腎性糖尿)。
 とにかく、もっとも尿糖が出やすいのは、食事をして約2時間後です。この時間に尿検査をすると、おしっこに糖がまじっていないかをより正確にチェックすることができます。
 これによって、血液中の糖の値が正常であるかの大まかな目安になります。
考えられる主な病気
糖尿病 腎性糖尿
糖尿病になっても、おしっこ検査を
 おしっこは、糖尿病の進行の度合も教えてくれます。糖尿病になると、腎臓の糸球体が障害されて、ふつうならもれでないはずのたんばく質が、おしっこに大量に出るようになります。これを放っておくと、腎臓の働きが損なわれてきます(糖尿病性腎症)。
 おしっこを検査して、たんばくがまじっていないか、チェックすることが大事です。最近では、ほんの少しの尿たんばく(微量アルブミン)でも、感知できる検査方法もあります。これによって、腎臓の異常を早期発見できますので、医師に相談して検査を受けるようにしましょう。
糖尿病の合併症のひとつです。進行すると、ネフローゼ症候群、高血圧、腎不全などになり、人工透析が必要になることもあります。

690万人もいる糖尿病
 現在、日本で糖尿病と診断された人、および糖尿病が強く疑われる人は、690万人と言われます。この病気のこわいところは、自覚症状にほとんど気づかないうちに進行するところです。糖尿病とわかったときには全身に障害があらわれていて、生活が大きく左右されたり、生命をおびやかされたりすることもあります。これを防ぐのに役立つのが、おしっこの検査です。


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