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透析中止事案に関する報道についての腎臓学会の対応について

日本腎臓学会(以下腎臓学会と記す。)は腎臓学・腎臓病学の研究と普及を通じて社会貢献をし、国民の負託に応えることを使命として活動を行っております。
今般の公立福生病院の事例をめぐる一連の報道により、透析の開始や、中断という患者さんの生命予後と深く関わる意思決定のありかたについて、議論が喚起されました。
腎臓学会会員の多くが腎臓病診療に従事しており、透析医療にも深く関わっております。すなわち、血液浄化療法開始までの保存期腎不全治療及び血液浄化療法の選択等、透析導入までの医療、さらに、維持透析患者さんの診療においても腎臓学会会員の多くが真摯に取り組んでおります。この観点から、今回の報道を契機として広がった社会的波紋に対して、適切に対応すべきであると考えております。
そこで、日本透析医学会に設立されました「毎日新聞の記事に対する調査委員会」(以下透析医学会調査委員会と記す)に、腎臓学会から外部委員を派遣し、同委員会が福生病院より依頼をうけて実施した調査に参画し、さらに透析医学会調査委員会と倫理委員会の合同会議にも参加し討議を行いました。
これに加えて、腎臓学会にも独自に「透析中止事例に関する調査委員会」(以下調査委員会と記す。)を設立し、腎臓学会倫理委員会と合同で、報道された事案に関連する問題点を、主として倫理的側面から検討作業にとりかかりました。この検討を継続していく予定としています。
日本透析医学会は「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」を作成しております。さらに日本透析医学会では「人生の最終段階における維持透析の開始と継続に関する意思決定プロセスに関するガイドライン(案)作成委員会」が立ち上がっております。腎臓学会としても本委員会の活動に全面的に協力してゆく所存でおります。
日本腎臓学会は今後も、腎臓病診療・腎臓研究の向上を通じて、腎臓病患者さんの自己実現達成を支援し、健康長寿の実現に寄与することで社会に貢献することを目標として、活動して参ります。

平成31年4月4日

一般社団法人日本腎臓学会
透析中止事例に関する調査委員会 委員長 守山敏樹
理事長 柏原直樹


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