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日本腎臓学会5ヶ年計画

 一般社団法人日本腎臓学会のミッションは腎臓学・腎臓病学の研究と普及を通じて社会貢献をし,国民の負託に応えることにある.この使命を達成すべく,腎臓学の学理探究,人材育成,生涯教育の奨励,研究成果の社会還元・普及,国民の健康福祉への貢献と,学会活動は多岐にわたる.
 疾患克服を目的に据えた学術研究の道程は平坦でも直線的でもなく,らせんを描きながら漸進的に深化して行くように考えている.未来を遠望し次世代を担う人材を育成しつつ,倦むことなく,遅滞なく組織として前進して行きたい.社会への貢献,次世代育成,腎臓学・腎臓病学の一層の進展,社会活動へのコミットメント,コミュニケーション・連携の強化,伝統の継承と革新,以上を学会活動の基本方針と定めている.
 日本腎臓学会はこれまで,諸先輩の先見性のある卓越したリーダーシップと,貢献精神に富む学会員によって,成長を遂げてきた.この伝統を継承し,継続可能な盤石な基盤を構築し,社会貢献を行って行きたい.
 「日本腎臓学会5カ年計画」は今後の日本腎臓学会の活動を決定する重要なグランドデザイン,アクションプランとなる.5カ年計画に基づき,重要度・緊急度の視点から,実施事業の優先度を決定し,計画に沿って事業を実施し,年度毎に進捗度を評価,計画修正を行う(PDCA: plan-do-check-act)ことで効率的に事業が展開できると考えている.学会活動は多岐にわたるが,事業を実施するためのリソースは無限ではなく,中長期的な視点での計画的な選択が必要となる.この活動は同時にInstitutional Research(IR)的な役割を担うことにもなる.評価には外部委員の参画も求め,またその活動内容をHP上等で高い透明性を持って開示し,社会に開かれた学会活動を展開して行きたい.
 腎臓病診療の質向上,疾患克服に向けて,学会,行政,政策立案機関,医療関係企業等の関係者が,課題の所在を正確に理解し共有する,つまり「同じ風景を見る」必要がある.医療政策,学術政策,創薬に関与するステークホルダーとの交流機会・共通プラットフォーム創設に着手しているところである.
 学会活動の総体を活性化・強化するためには,学術研究の卓越性の追求と同時に社会・国民との連携の強化が必要となる.高みを追求すると同時に裾野を拡大する作業は別個のものではなく,双方向性に連動するものである.広大な裾野があって,初めて高い頂きを形成することができ,頂きの高みは自ずから基盤の広がりを求めることは理路である.大きな山容をもった「学会」を形成し,次世代に継承して行きたい.5カ年計画は3次元的な活動のロードマップとなる.
 日本腎臓学会は,腎臓学を通じて社会に貢献することを使命としている.学会員のみならず,社会からの幅広い支援を得ることが必要である.社会との緊密なコミュニケーションを維持して,腎臓病克服を目指して活動を展開して行きたい.この5カ年計画はその道標となるものである.

一般社団法人 日本腎臓学会 理事長
柏 原 直 樹

ダウンロード:日腎学会5ヵ年計画(pdf:3.5M)

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